【富田林市】アイテムから感じる作り手の世界観で、暮らしを面白く。「暮らしと手仕事の店/日ヨリ」で6月の催し。

富田林市寺内町を散策するたびに、つい寄り道したくなる「暮らしと手仕事の店/日ヨリ」。この日のお目当ては、SNSで見かけたパラコードのあごひもでした。
麦わら帽子などに取り付けられるシンプルなアイテムですが、「こんなの欲しかった」が形になったような道具です。制作したのはラフィア作品を手掛ける作家さん。同じ作家さんによる「ラフィアのボトルホルダーづくり」のワークショップも、2026年6月27日に開催予定です。

ラフィアのボトルホルダーも、ありそうでなかなか見かけないもの。そんな話をしていると、店主のイクヨさんは「うちは隙間産業ですから(笑)」とひと言。思わず笑ってしまいましたが、その言葉には長年手仕事に携わってきたからこその視点が詰まっているように感じました。

日ヨリは、店主のイクヨさんが国内外の手仕事の品々を紹介するお店です。2022年から現在の場所で営業されています。

店内には暮らしの道具やアクセサリー、かご、布ものなどが並んでいて、ほかにはない品々にじっくり見入ってしまいます。

ふと、個性的なほうきに目が止まりました。柄の部分には樹海で見つけた山葡萄の蔓が使われているそうで、蔓の向きがなかなか見かけないものらしく、ほうきの柄にしたら面白いかもと思って作ってみた作品です。ほかのほうきも、ひとつひとつ表情が異なり、個性的な形をしていました。

このほうきを作っている方は、ホウキモロコシの種をまき、育て、刈り取り、束ねてほうきに仕上げるといいます。「1人だからできること、1人でしかできないことが1つのほうきに詰め込まれています」という言葉が添えられて紹介されていました。

なかには、誕生日の記念に作るというほうきもありました。いつでも手に取れるほうきを、あの日を思い出す機会にするという提案です。

サンプルとして店内に飾られていたのは、イクヨさんの息子さんが生まれたときの身長に合わせて作られた一本です。

また、静岡県の御前崎海岸で拾った石を使ったオブジェもありました。暮らしの道具が並ぶ店というより、作り手の発想や世界観そのものが並んでいるような感覚です。そんな日ヨリでは、6月も手仕事に触れられる催しが続きます。

6月23日は「パンのはんばい日」
6月19日からは、タイ南部の湿地帯で育つ水草「カチュー」を使ったかごや、ラオス北部に暮らすカム族の女性たちが葛の繊維で編んだかごなど、現地の女性職人たちによる手仕事を紹介する販売会を開催。

さらに6月27日には、パラコードのあごひもを制作した作家さんによる「ラフィアのボトルホルダーづくり」ワークショップも開催予定です。ラフィアを巻きながらボトルホルダーを作る内容で、初心者でも参加しやすいようキットが用意されています。イクヨさんいわく、夢中になりすぎてつい無言になってしまうそうです。

先日まで開催していた『暮らしの中のトキメキ探し』の一部作品
作ったものの向こう側に、必ずいる作り手の存在。その手仕事の物語と、暮らしのなかにある面白さを教えてくれるのが、このお店の魅力なのかもしれません。
- 住所
- 〒584-0093 大阪府富田林市本町9-2 1階
- 営業時間
- 平日 10時30分~
土日祝 11時~
※終了時刻はInstagramで要確認 - 定休日
- 水/不定休
- 電話番号
- 080-3763-3401
- 関連リンク
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






