【富田林市】金・土・日だけ開く「東雲しょくどう」。その日にめぐり合う料理とお酒の一席。4月19日は一周年の感謝祭も

富田林市昭和町北の交差点を背に、一本奥に入るとガラス張りの佇まいが見えます。「東雲しょくどう」は、金・土・日限定で営業するお酒と料理のお店です。ランチ営業もされていますが、夜がメイン。

あたたかな灯りがもれる扉を開けると、店内は4組のお客さまで埋まっていました。料理に定評があり、この週末を楽しみにしている方も多かったようです。運よくカウンターの端に座らせてもらい、手書きのメニューを眺めます。

季節の食材を使った料理名が並び、どんな一皿か想像が膨らみます。メニューの最初に書かれている「おばんざい3種盛り」は、このお店のお通し代わりのようです。どの席の方も頼まれていて、この日は、かぼちゃの煮つけ、小松菜の煮浸し、新じゃがのジャーマンポテト。気に入れば持ち帰ることもでき、帰り際に包んでもらっている常連客の姿もありました。

料理をいくつか頼み、ドリンクには土佐文旦のスカッシュを。

自家製のシロップ漬けだそうですが、果汁そのままのようなフレッシュな味わい。丁寧に薄皮がむかれた果実も食感よく、デザートとしても楽しめそうな一杯です。サワーなどのアルコールでも割ることができ、炭酸が苦手な方はジュースもあります。

シロップ漬けは、その時々で季節のフルーツを仕込むんだそう。5月頃には甘露梅、7月頃には紫蘇のすだち入りを提供しており、女性客に好評だったとか。今年はどんな味が並ぶのか、今から楽しみで仕方ありません。
薄手のグラスは口当たりもよく飲みやすい。味や香りを一段とおいしく感じられ、お酒を嗜む方にも、うれしい心遣いです。

店内には、日本酒や焼酎、ワインなどが並んでおり、藤井寺にある谷酒店でセレクトしてもらっているといいます。その時期のものや、料理に合うようにお願いしているそうで、訪れたときの一期一会の出会いを楽しむのが、このお店のスタイルです。

ドリンクを楽しんでいる間に、料理が順番に出てきました。まっしろな和え衣がかかった「苺と生ハムの白あえ」は、干したあと裏ごしした絹ごし豆腐に、サワークリームと豆乳生クリームを合わせているそう。なめらかな口当たりに、ミルキーな味わいが、苺の酸味と生ハムの塩味によく合います。

続いて、「鯛とアスパラ春巻き 実山椒オイルソース」。パリっと揚げられた春巻きのなかに、ほくほくした鯛の身と、ジューシーなアスパラが入っています。甘辛く煮た実山椒が効き、もう1本食べたくなる一品です。皮のパリパリ具合にも工夫があるとか。

「わかさぎの天ぷら春菊ソース」の衣もサクサクでした。和風だしの効いた春菊のソースは風味豊かで、少しコクを出すためバターも入っているとのこと。
お酒と同様に、料理も時季のものを取り入れており、その食材をより生かせるよう、日々調理の仕方を工夫されていると聞きました。こうすればもっとおいしくなるかも。そんな試行錯誤がこのお店の料理の定評につながっている気がします。

料理を一つひとつ丁寧に仕上げる店主・容子さん
これらの料理を手掛けられているのは店主の容子さん。

お店は母娘のお二人で切り盛りされており、母の春美さんもおでんや煮込み料理を仕込んでいるそうです。あの、おばんざい3種盛りも春美さんのお手製です。

母・春美さんのメニューは煮込み系が中心
テーブル3卓、カウンター4席を、お二人でやりくりしている関係で、ふらっと立ち寄っても席が空いていれば入れますが、予約してから訪れるほうが確実です。

常連客も増えつつある「東雲しょくどう」が、この4月で一周年を迎えます。日頃の感謝を込めて「感謝祭」を2026年4月19日に開催されるとのこと。時間は11時~15時。お付き合いのあるお店の出店もあり、当日は、カレーや米粉菓子、パン、焼き芋などのフードやドリンクのほか、苺や灰干し干物などの物販も予定されています。

昼間の東雲しょくどう外観
10席ほどのイートインスペースも利用できるほか、テイクアウトも可能だそうです。その夜は17時30分から通常営業されます。

店主の容子さんがおっしゃっていました。「お店でゆんわりとした時間を大切な人と過ごしてほしい。料理はその脇役です」と。おいしい料理とお酒に囲まれて、ゆったりと時間を過ごせるお店には、あたたかな空気が流れています。
- 住所
- 〒584-0092 大阪府富田林市昭和町2丁目1-39
- 営業時間
- 金:夜
土:昼・夜
日:昼・夜
※時間はInstagramで要確認
※変則営業あり - 定休日
- 月~木
- 最寄り駅
- 近鉄長野線「富田林駅」
- 電話番号
- 050-8888-4539
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






