【河内長野市】プロも演奏したがる自然素材の空間。まろやかな響きを体感できる「上堂本店醤油蔵」。近日、ウルフルケイスケ出演!

河内長野市本町にある「上堂本店醤油蔵」。昭和前期ごろまで醤油蔵として営業していた建物を、現在はライブ会場やイベントスペースとして活用しています。地元でもよく知られており、会場内は醤油蔵の風合いがそのまま残されています。

木や土壁などの自然素材でできた空間は、余計な音が抑えられ、音の反射がやわらかく響くのが特徴です。歌や演奏、朗読など、さまざまな表現の場として使われています。

木や土壁などの自然素材に囲まれた空間
実際にプロの演奏者がこの場所を気に入り、繰り返し訪れることもあるそうです。そもそもこの醤油蔵がライブ会場になったはじまりは、当主である上堂さんが、偶然声をかけた音響の方との出会いでした。

扉との比較でわかる醤油樽のサイズ感
上堂さんの実家にあった長らく使われていなかった醤油蔵。取り壊すことも考えられていたなかで、建物を残しながら活用する道が選ばれました。その空間を生かして催しが行われるようになり、少しずつ人が集まる場になっていきます。

当時のまま残された道具類
ただ、音響が必要な催しのときは、設備がないため空間全体に音が行き届きません。誰に相談したらいいかと困っていたところ、近くで開催されていたイベントで音響をしていた方に声を掛けてみたそうです。話を聞いたその方は、醤油蔵にポテンシャルを感じて興味を持ってくれたといいます。

バンドセットが置けるように広く作られた舞台
その音響の方のご厚意で設備が整えられ、現在の形に至ります。運営は、音響の方をはじめ、イベントスタッフも含めすべてボランティア。みんな、この醤油蔵に魅了された方たちとのこと。約8年前にこけら落としが行われて以降、多くの人に支えられて続けてこられました。

主に開催するのは、ボランティアスタッフが揃いやすい週末の土日限定で、時間も防音設備がないため夜7時まで。蔵という特性上、真夏と真冬は休業します。そのため、会場を使いたいという連絡があっても、どうしても都合が合わないこともあるそうです。どうにか無理のないペースで、この場所に関わろうとしてくれる人たちがいる限り、続けていけたらと話す上堂さん。

若かりし頃の上堂さんのおばさまとおじさま
また、この醤油蔵の活用には、上堂さんのご家族の支えも大きく関わっているそうです。奥様や、かつてこの場所に住まわれていたおばさまの活躍があり、今のかたちが続いています。

かつては醤油づくりに欠かせなかった杉樽
この醤油蔵では音楽ライブにとどまらず、醤油づくりの取り組みも行われるようになりました。蔵に残っていた今では流通が少ない杉樽を使って、河南町の「下河内糀屋」や河内長野市「発酵教室 meets。」の方たちと始めたそうで、その醤油絞りを体験イベントとしてすでに6回も開催。建物のルーツを感じられる場にもなっています。

こうして多くの人の関わりのなかで、今の上堂本店醤油蔵があります。自分ひとりではなにもできなかったと、上堂さんは感謝を述べておられました。

※提供:上堂本店醤油蔵様
そんな上堂本店醤油蔵では、いくつかイベントの開催が予定されています。直近だと、2026年4月25日(土)に、ウルフルズのギタリストとして知られるウルフルケイスケさんと、空団地との共演ライブがあります。ウルフルケイスケさんたっての希望でこの会場で開催されることになりました。

ほかに、和楽器のコンサートや三味線の演奏、浪曲会、シンガーソングライターの誕生日ライブなど、多彩なイベントが予定されています。

※提供:上堂本店醤油蔵様
最新の開催情報は上堂本店醤油蔵の公式InstagramやFacebookで配信中です。

このライブが開催される時期に、あの蔵特有のまろやかな音の響きを、一度体感してみてはいかがでしょうか。全国にもこういった拠点はありますが、こんな身近な場所で体感できる機会はそう多くありません。また、醤油蔵を訪れたら、手造り醤油もひとつ手に取ってみてください。

1本500円の協力金で分けてもらえるとのことです。
- 住所
- 〒586-0015 大阪府河内長野市本町12-12
- 営業時間
- 3月・4月・5月・10月・11月の土日
※開催情報はSNSなどで配信中
※利用したい方は要相談 - 定休日
- 平日および6月~9月・12月~2月の期間
- 最寄り駅
- 南海高野線・近鉄長野線「河内長野駅」
- 電話番号
- 0721-52-5552
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






