【富田林市】喜志町にある「フラワーショップサンドロット」さん。店主が作る「アニマルフラワー」の想いとは。

サンドロット富田林喜志町に珍しいフラワーアレンジメントを販売しているお店があると情報が入りました。お店の名前は「フラワーショップサンドロット」さんです。なんと以前2025年2月18日にニューオープン取材をさせて頂いた、パン屋「ブランジェリーショコラ」さんのお店のすぐ近くでした。オレンジ花お店の取材に伺ったのが2025年2月の下旬だったので、お花屋さんにとってはまさに「かき入れ時」です。年度末でしかも卒業式シーズンのお忙しい中、お時間頂きありがとうございます。アニマルフラワー店主の谷口さんは、以前別の場所でフラワーショップを経営されていましたが、ここ喜志町に移転され、現在は創業30年になるそうです。お店の中を拝見すると、何やら可愛い動物のデザインがされたお花があります。アニマルフラワーアニマルフラワーと言います、そのデザインは多分うちの店しか作ってないと思いますよ。こちらはプリザーブドですが生花でも出来ます」とのこと。他にもよく注文が入るアニマルフラワーの写真を見せて下さいました。

フラワーケーキ

提供:サンドロット

初めて見たそのお花のアレンジはまるでケーキみたいで驚きました。まさしくこちらは「フラワーケーキ」という名前で、デザインの数字は1歳〜100歳のお祝いまで対応が可能とのことです。一緒に飾られたれたうさぎさんがとても可愛いですね。

アニマルフラワー

提供:サンドロット

こちらのもサンドロットさんオリジナル商品で、生花とプリザーブドでも制作が可能とのこと。一番人気の動物キャラは「ねこ」「うさぎ」だそうです。動物の部分は丸い菊の品種の花を使って目と鼻、耳を付けるとのこと。一個作るのに約30分かかるそうです。

ねこフラワー

提供:サンドロット

「たまに変わった動物の注文もありますが、出来るだけお客様のご要望は取り入れるようにしています」「受け取られる方に喜んでもらえるのを想像しながら作るのが楽しいですね」と谷口さんがおっしゃっていました。お花を贈る方も贈られる方も嬉しくなる、店主の想いが詰まった「アニマルフラワー」なんだなと思いました。

ピンポンマアム

提供:サンドロット

フラワーケーキは主にお誕生日のお祝いに、アニマルフラワーはペット関係の開業に、そしてお供えとして注文が多いそうです。過去に「楽天フラワーアレンジメント販売」ランキング1位を獲得したことがあるそうです!すごい! そんな「アニマルフラワー」を生み出した店主の谷口さんに「なぜ動物のモチーフを?」と聞いてみました。

ねこ

写真はイメージです

「動物に関わる活動をしているので、何かできることはないかと考えて始めたのがきっかけです。」と。なんと谷口さんは富田林の「地域猫活動」の代表をされているとのこと。自宅にも飼い猫の他に保護猫さんが14匹おられるとか。

「アニマルフラワーの売上の一部を地域猫活動に寄付しています」と聞いて驚きました。以前は地域のボランティア団体がそれぞれ活動もされていたそうなのですが、当時は市からの補助もなく、餌代、不妊去勢の手術代も全て自腹で活動をしていたそうです。

チラシ

谷口さんから頂いたチラシ

家の飼い猫に対しては年に一回の補助はあったものの、それでは地域猫の支援にはならない。糞尿被害、交通事故、不妊去勢手術をせずに放置するとどんどん増えてしまう問題…。谷口さんは市に掛け合い「町会が認めた団体に限り補助金申請が可能」となりました。富田林の補助金は、猫一匹につき15,000円まで補助。それでもどうしても超えてしまうこともあり、超えた分は自腹で活動されてるようです。

他にもクラウドファンディングの取り組みなども始まり。少しづつ町会の認められた団体も増えていき、現在14〜15団体まで増えたそうです。横の連携を作っていこうとなり、谷口さんが代表になられました。

ねこ

写真はイメージです

しかしながら「手術をしたらはい終わり」ではなく、地域猫も人間と同じ生き物です。残りの人生にもお金はかかります。「課題はまだまだいっぱいある」と谷口さんは言っておられました。そして谷口さんのこれからの目標を教えて下さいました。

お世話になっている動物病院の先生と連携して、「命の授業」として小学校等で地域猫活動を広げていきたいと考えています。子ども達に、地域猫活動を通じて命の大切さを小さいうちから学んで欲しい。せっかく宿った命を殺してしまうという悲しい現実を知ってもらいたいです。
アニマルフラワー

提供:サンドロット

最後に谷口さんがこんな事をおっしゃってました。

「もしも、野良猫の糞尿被害など困った状態にあった、野良猫を見つけて気になる、という事があったら、まず自分が住んでる町会、市に相談するのがベストです。「可哀想だから」と勝手に連れて帰ったり、餌をやるのはさらなる被害に発展する可能性があるのでやめて下さい」と。なるほど、地域ぐるみで考えなければいけない問題だからこそ、まずは町会、市に相談することが大事なんですね。
サンドロット

サンドロット店主の谷口さん


今回取材をさせて頂いて、地域猫活動を知れたことは本当によかったと思いました。ありがとうございました。サンドロットさんの活動が「アニマルフラワー」を通してたくさんの人に届くことを心から願います。
「アニマルフラワー」に興味がある方は、是非一度お店に足を運んでみて下さいね。インスタグラムでもお店の情報がチェックできますよ。
「フラワーショップサンドロット」さんはこちら↓
ujisan

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