【河内長野市】ランチを食べてイライラ解消!? 「すまいる食堂」の取り組みと、元気な店長“はらちゃん”

「イライラ解消ランチ」「筋力アップランチ」「疲労回復ランチ」――。店先の看板には、からだや気持ちに寄り添った名前が並びます。河内長野市古野町にあるランチ専門店「すまいる食堂」のメニューです。

ランチ難民になりかけていたところ、定休日のない「すまいる食堂」に辿り着き、気持ちを落ち着かせるため「イライラ解消ランチ」を注文しました。

最初に運ばれてきたのは、お米のスープ。とろりとした口あたりで、ほんのり洋風な味つけ。冷えた身体が芯まであたたまります。

しばらくするとプレートもテーブルに。メインの鶏の塩こうじ焼きに加えて、野菜の煮物、副菜2品、スパニッシュオムレツ、サラダ、そして十四穀米のごはんが、一皿に盛られています。食欲をそそる彩り。お店では、野菜は量よりも“種類”が大切だと考えています。色味の異なる野菜は、体に働く役割もそれぞれ。自然と栄養バランスが整うように構成されています。

塩こうじでやわらかくなった鶏肉はしっとりとした仕上がり。副菜には旬の野菜を取り入れ、ひとつひとつ丁寧に作られています。

オムレツにも野菜が入っていて、サラダにかかっているドレッシングも、人参と玉ねぎから手作りされているとか。野菜の種類をたくさん食べられるための工夫が伝わってきます。

すまいる食堂のメニュー名が“体調寄り”なのは、ただの遊び心ではありません。「毎日食べて、健康な身体づくりを」というコンセプトのもと、体調や気分の波、食事の偏りなど、日常の小さな不調に目を向けたランチを提供しています。料理のおいしさはもちろん、“なにをどう食べるか”まで含めて考える。その姿勢が、名前にも表れているように感じます。

写真はイメージです
お店の取り組みは、メニューの外にも広がっています。ひとつは「恩送り」という取り組み。家庭などで作りすぎた野菜を持ち込むと、別の誰かの料理として提供され、持ち込んだ人はランチが100円引きになる仕組みです。受け取った“恩”を、別の人へ送る。そんな循環を、日々の食事の中に組み込んでいます。

コーヒーには、フェアトレードの無農薬豆を使用。生産者の生活や労働環境にも目を向けています。食品ロスを減らす工夫や、プラスチックストローを使わない取り組みなど、SDGsの観点からの配慮も、無理のない形で続けられています。

店内は、テーブル席が4名席×3卓、カウンターが6席。そして3名用のお座敷カウンター席もあり、子ども連れのお客さんがよく利用するそうです。

店内を見渡せるような広さで、“顔が見える距離”と、居心地のよさがちょうどよいバランスに保たれています。

その空間の中心にいるのが、店長のはらちゃん。入店したときの声かけから、料理を運ぶタイミング、ちょっとしたやり取りまで、終始元気であたたかい対応が印象的です。取り組みや理念が前に出すぎず、でもちゃんと伝わる。そのバランスは、店長の人柄によるところも大きいのかもしれません。

メニュー名に惹かれて選んだ「イライラ解消ランチ」。食べ終わる頃には、料理の満足感と、はらちゃんの元気なやり取りに和まされて、自然と肩の力が抜けていました。
- 住所
- 〒586-0017 大阪府河内長野市古野町14-1
- 営業時間
- 11時~15時(ラストオーダー14時)
- 定休日
- なし (年末年始を除く)
- 最寄り駅
- 南海高野線・近鉄長野線「河内長野駅」
- 電話番号
- 090-7553-5764(受付時間10時〜14時)
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。





