【河内長野市】思わず手に取りたくなる「kurotobi」セレクトの雑貨。店主の“好き”と“心地よさ”で人が集まるお店。

素敵なパンツをはいている知人に声をかけたことがきっかけで、雑貨店「kurotobi(クロトビ)」を訪れました。河内長野市上田町にある店舗を訪れると、平日の昼間にもかかわらず、店内には入れ替わり立ち替わり人が出入りしていました。ふらっと立ち寄る人、誰かに聞いて訪れた人、遠くに住む常連客など、さまざまなきっかけで人が集まる場所になっているようです。

商品の説明をする店主・斐さん
店主の斐(あや)さんは、3人の子育てをしながらお店を営んでいます。店内に並ぶのは、洋服やアクセサリー、暮らしの道具、子ども向けのヘア飾りなど、バラエティに富んだラインナップ。ポップなものから手仕事のアイテムまで、どれも個性が光り、思わず手に取ってじっくり見入ってしまいます。「ぜんぶ私が好きで選んだものなんです」と斐さん。

店内で過ごしていると、斐さんが訪れる方と楽しげに言葉を交わしながら、商品について丁寧に説明している様子が印象に残っています。その言葉は、使い手の視点に立ったものばかりでした。好きで選んだものを、実際に使って体感してから店に並べるとのこと。作家ものから暮らしの道具まで、その基準は一貫しています。

お店をはじめた頃は、作家ものが中心だったそう。前職で芸大生と関わる機会があり、その関係で作家の方々に出会ったことがきっかけでした。時を経て、一主婦として生活するうちに「手に取りやすいものも届けたい」と自然と考えるようになり、プロダクト系の商品にも目を向けるようになります。

ただ、お店の方向性がブレてしまうのではないかと悩んだ時期があったといいます。そのとき、尊敬する先輩からかけられた「個人店の良さは、店主の色が出ることだよ」という言葉が、現在のお店の礎になっているそうです。

「ジャンルを問わず、好きに選んで、実際に使ってみる」その積み重ねが、このお店の魅力をつくっています。現在は、お店のオリジナルブランド「Poi」シリーズも展開。靴下やアクセサリー、編み物作品など、作家とのコラボレーションを通じて、kurotobiらしい商品が生まれています。なかでも人気の靴下は色合わせが絶妙で、どれにしようか選ぶ時間だけでも楽しく感じます。

2019年6月に、現在の店舗近くにある古民家でスタートしたkurotobi。以前に住んでいた藤井寺市から、河内長野市の子育て支援拠点「あいっく」に通っていたそうで、「子育てするならこの地域で」と感じたことが、このお店の始まりにつながっています。2022年3月には現在の場所に移転し、住宅兼店舗として新たなかたちで続いています。

地域でお店をしていると、学校帰りのお子さんが「うちのお店ここやで」と友だちにどこか誇らしげに話す様子を目にすることも。働く姿を見せられるこの場所が、日々を続けていく力にもなっていると笑顔で話してくれました。

3月のPOP UP作家・YANG YANGさんの作品
暮らしの中にいろどりが加わり、日々を豊かにしてくれそう。そんな提案があるお店は、斐さんの人柄あってこそ。ちょっとのぞくだけで気持ちが明るくなる、そんな空間が広がっていました。

ひと目で気に入ったパンツ (C)Photographer Toshiki Katayama
明日3月27日の営業日には、お店の軒先で「mazume」がハンドドリップでコーヒーを提供されるそうです。ほっとひと息つけるこの味わいも、kurotobiらしさが感じられそうです。
- 住所
- 〒586-0034 大阪府河内長野市上田町9-7
- 営業時間
- 営業日・時間ともに変則的
※公式Instagramにて月ごとに配信 - 定休日
- 不定休
- 電話番号
- 0721-81-4605
- 関連リンク
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






