【富田林市】手土産が自然につなげる。記憶に残る“りんご飴”専門店「macca.m」が大玉のりんごにこだわる理由

大阪府

りんご飴専門店 macca.m

懐かしいりんご飴を想像して食べると、まったく別物。みずみずしいりんごにパリっとした飴の食感は、ひと口目で虜になり、ふた口目にはうまさを確信するくらいでした。キラキラと赤く光る飴のかけらも印象的で、見た目のかわいさにも気分が上がります。

りんご飴専門店 macca.m

富田林市本町にあるりんご飴専門店「macca.m」。オープンから4年目で遠方からも客足が途絶えないといいます。北摂からわざわざ出向き、1週間分のりんご飴を持ち帰る方もいて、ここのりんご飴を朝晩食べるのが何よりの楽しみなんだとか。全国発送も行っていて、今は北海道からの発注が増えてプチブームを迎えています。なんでも手土産で購入される方も多く、その見た目と食べたときの驚きが次へとつながっているようです。

りんご飴専門店 macca.m

手土産用のクリアバッグ

縁日でよく見かけたりんご飴をここまで完成度高く仕上げるきっかけはなんだったのか。オーナーのまことさんにお話を伺いました。はじまりは、なんと明石市。ご両親が営む味噌漬け専門店で手伝いをしていたときのことでした。お店がある「魚の棚」という商店街は観光名所にもなっていて、バスツアーなど大勢の方が訪れる場所です。多くの人でにぎわいを見せる中、ふと目に留まった子どもたちの表情。鮮魚だ、飲み屋だと大人たちがはしゃいでいる傍らでつまらなさそうにしていたといいます。

りんご飴専門店 macca.m

子どもが大好きだったまことさんは、子どもたちを喜ばせたくて、自身の幼少期を振り返ってみます。お祭りに出かけたとき、必ずといっていいほどりんご飴を買ってもらっていたことを思い出しました。これだ!とひらめいて、りんご飴を見よう見まねで作り出しますが、すぐにあることに気づきます。「りんごがおいしくなければ、りんご飴もおいしくない」

りんご飴専門店 macca.m

もともと没頭するタイプのまことさんは、りんご飴に合う最適なりんごとはなにかを探究し始めます。鮮度、大きさ、甘さ、種類、産地、生産者、貯蔵技術など、細かく調べては味見をし、りんごの奥深さを知っていきます。納得のいくりんごを見つけてりんご飴を売り出したところ、かなりの反響がありました。観光で訪れた子どもたちの笑顔が増えていくのを実感したといいます。

その笑顔を見ているうちに、もっとたくさんの子どもたちに喜んでほしいと住居のある大阪で売り出すことに。はじめは明石市と同じ形態で店先を借りて始めたそうですが、1年足らずで行列ができるようになり、近隣への配慮もあって今の場所でお店を構えることになったそうです。

りんご飴専門店 macca.m

macca.mではイートインは設けず、テイクアウトにこだわりました。“大人のおやつ”として、その場で食べられるようカットしたものも販売していますが、丸ごとのりんご飴を家族みんなでシェアして食べてほしいとの思いもあるからです。大好きなりんご飴を、大好きな家族と食べる。子どもにとってこんな素敵な日常はないと、まことさんは語ります。お店で大玉のりんごしか扱わないのも家族で食べることを想定しているから。

りんご飴専門店 macca.m

お店はご夫婦で営まれており、お二人のお子さんも店先に立って、手伝いをしてくれるといいます。一番上は高校生、下は4歳。これからも家族みんなでりんご飴屋を続けていきたいと笑顔で話してくれました。

りんご飴専門店 macca.m

店先でカットしたものは30分以内で食べてほしいそうで、持ち帰ったものは冷蔵庫で3日は保存可能とのこと。鮮度のよい果物は水分量が多く、カットしたあとはその水分で飴が溶けてしまうからだそうです。

りんご飴専門店 macca.m

その鮮度のよさは“りんごの呼吸”として現れるようで、飴を施したあと、気泡が出てきて表面がクレーターのようになるのが証なんだとか。また、飴との相性もあって、酸味と甘みのバランスがいいサンふじを採用されています。りんごにも甘さが欲しい方は王林を。どちらも贈答品として扱われるような等級の高いりんごを使用しているそうです。飴のフレーバーも種類があり、自分だけのお気に入りを見つけるのも楽しみです。

りんご飴専門店 macca.m

今では信頼する果物卸のスペシャリストに頼んで仕入れていて、ほかの果物もその旬の時期に店先に並びます。梨の時期に“新甘泉”という品種があるときはぜひ、ともおっしゃっていました。

りんご飴専門店 macca.m

このときは、艶々のイチゴと、皮つきの大玉グリーンキウイを連れて帰りました。皮ごと食べられるのですかと聞くと、「下処理をしているので気にならず食べられます。企業秘密ですけど」とのことでした。

りんご飴専門店 macca.m

薄くついた飴を纏う技法も、macca.mの企業秘密だそうです。

購入される際は予約を推奨されています。1週間先まで受付されているそうなので、予定されている方はお店までご連絡を。

macca.m りんご飴専門店
住所
〒584-0093 大阪府富田林市本町17-2
営業時間
10時~17時(売り切れ次第close)
定休日
水・日(不定休あり ※月によって日曜は営業している場合もあります)
電話番号
080-5265-0141
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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