【河内長野市】年越しの合図、耳を澄ませば聞こえてくる除夜の鐘。寺元にある観心寺では、23時30分からつき始めます。

大晦日の夜、市内の各所で除夜の鐘が鳴り始めます。寺の鐘楼には列ができ、この一年のけがれを落とすため、順番に鐘をつく地域の方たち。ある地域では、神社で除夜の鐘をつく珍しいところもあります。

観心寺 除夜の鐘

過去の様子 ※提供:観心寺様

通常、煩悩の数にあたる108回つくものとして親しまれている除夜の鐘。寺元にある観心寺では回数の制限を設けておらず、順番がまわってきたら誰でも鐘をつくことができるそうです。23時30分よりつき始め、列がなくなれば終了とのこと。

鐘をついた方には、先着600名に「大随求菩薩」のカード型のお守りが配られるそうです。お守りの表面に「煩悩消滅・滅罪正善」、裏面には真言の「オン バラバラ サンバラ サンバラ インジリヤ ビシュダニウンウン ロロシャレイソワカ」が記されています。乱れた心を静め、日々をまっすぐに整えていく――そんな願いが込められています。

この菩薩が描かれている「大随求菩薩画像」は重要文化財に指定されており、国宝の秘仏「本尊如意輪観音菩薩」の開帳にあわせて、毎年4月17日・18日の「秘仏本尊御開扉」の際に特別公開されます。まだ観たことがない方は、ぜひ2026年のご予定に。

観心寺 除夜の鐘

また、観心寺には訶梨帝母天が祀られており、安産・子授け・子育ての神にあやかって、大晦日に訶梨帝母天にお供えしたお餅をいただくと、子宝に恵まれるご利益があるともいわれています。数に限りがあるため、希望される方は観心寺までお問合せください。

観心寺 除夜の鐘

過去の様子 ※提供:観心寺様

年が明け、2026年1月1日(木)~5日(月)には、新春開運厄除祭・大祈祷会初詣が行われます。期間中9時~17時の間に参拝した方には、先着5,000名に七福神の絵札を授与されるそうです。また、仏画家・藤原重夫さんの絵が添えられた破魔矢も、手に取ってみたくなりますね。

観心寺 除夜の鐘

除夜の鐘とともに心を整え、新しい年へと歩み出す。そんな年越しを、観心寺で過ごしてみてはいかがでしょうか。

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