【河内長野市】いつでも暮らしにコーヒーを。豆のことから気軽に相談できる、コーヒー豆専門店「Coffee Labo. GREEN ROSSE」
河内長野市松ケ丘中町にある「Coffee Labo. GREEN ROSSE（カフェラボ グリーンロッセ）」は、ご夫婦で営まれているコーヒー豆専門店です。今回取材させていただいたのは、コーヒーのことならお任せくださいと語る奥さま。ひとつ質問すれば、淀みなくコーヒーの知識が溢れ出てきます。それもそのはず、国際資格の「Q（キュー）グレーダー」をはじめ、「J.C.Q.Aコーヒーインストラクター1級」、「SCAJコーヒーマイスター」の資格をお持ちのうえ、日々の探究にも余念がないからです。
もともとは大阪狭山市で7年間カフェを営業されていました。豆の販売をはじめ、セットのカフェメニューなども取り扱うなかで、「もっとおいしいコーヒーを届けたい」という想いが膨んでいき、ご夫婦ともに冒頭の資格を取得したそうです。学んでいくうちに、コーヒー豆の専門店を考えるようになったのは自然なこと。
お店では、コーヒーに関するどんな相談も受け付けています。家でできる淹れ方から、自店で使うオリジナルブレンドの配合、これからコーヒーのことをくわしく知りたいという方まで、それぞれに合わせた知識を丁寧に伝えてくれます。
また、ご主人が在来工法の大工さんでもあり、リフォームや内装などの相談もできるとか。カフェ開業を考えている方には、まるっと頼れる心強い味方です。間近で大きな焙煎機を見ることもできます。
お店で取り扱うラインナップは、“いつでも暮らしにコーヒーを”との想いから、高価な豆は扱わず、手に取りやすい価格で品質のよいアジア圏のコーヒー豆を中心に仕入れているそうです。信頼できる特別なルートは、プロの知識と経験があってこそ。そのおかげで、ほっと心が整う一杯を日常に届けられています。
ひと口に“コーヒー”といっても、産地から生豆の精製方法、品種、焙煎度、挽き具合など違いがたくさんあります。そのなかから豆を選ぶための、コーヒーの基準値をまず知ってほしいとのこと。お湯240㏄に中挽きの豆15gで一杯分を淹れた濃度が黄金比率といわれています。それを基準に、自分が求めているものを探っていくのがポイントなのだそうです。
ここまで情熱を注がれているのは、てっきりコーヒーが好きだからなのだと思いきや、実は探究するものは何でもよかったと笑って話す奥さま。前身のカフェ営業から、娘2人の子育てと仕事の両立に悩んでいた時期も長く、それでもがむしゃらに進んできて、なにかに邁進する姿を通して、子どもたちに生きる姿勢を伝えたかったのかもと話してくださいました。
ご自身のように子育てに悩んでいる方や、うまくいかずに不安を感じている方にも、一杯のコーヒーが効果的だといいます。コーヒーに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、体内の酸化を抑えることで、自律神経のバランスにも間接的に関わるといわれています。あの香ばしい香りも、気持ちをゆるめるきっかけになるそうですよ。
こうした小さなケアにも目を配っているグリーンロッセでは、2025年12月27日（土）に、心理学をもとにしたイベントが行われます。行動のクセや価値観の傾向など、自身を知れる機会として参加してみては。明日開催のため、希望される方はお店までお問合せください。
また、本日12月26日（金）から30日（火）まで、来店された方に数量限定でドリッパーセットがプレゼントされます。年末限定の豆の販売もあるそうで、年内は31日（水）15時までの営業です。
2人の娘さんも16歳と19歳と大きくなり、コーヒー豆をトレーラーで移動しながら販売したいという、ご夫婦の夢をようやく叶える時が来たそうです。いつも能動的に、挑戦し続けたご夫婦の新たな一ページが始まろうとしています。
