【富田林市】金剛駅改札外すぐの「LOVE NEPAL」が人気の理由。“珍野菜”から広がる、ネパール料理の魅力にも迫ります。

LOVENEPAL金剛店

(C)Photographer Toshiki Katayama

富田林市民の玄関口のひとつ金剛駅。その改札外すぐに「LOVE NEPAL(ラブ ネパール)」があります。ここで提供する、ネパール料理のポピュラーな定食「ダルバート」は、馴染みがない方でもひと口食べれば「うまい」とこぼすほど。

LOVENEPAL金剛店

(C)Photographer Toshiki Katayama

ダルバートの「ダル」は、やさしい味付けの豆のスープのこと。バートはご飯。そこに、漬物や炒め物を指す「アチャール」が並ぶのが定番です。アチャールの定義は幅広く、日本に置き換えてみると“箸休め”の位置づけだそうです。

LOVENEPAL金剛店

(C)Photographer Toshiki Katayama

ほかにも大きな銀皿にはさまざまな料理が載りますが、ダルとバート、そしてアチャールがあるのが定食の定義になるようです。日本の定食にもご飯とお味噌汁、漬物があるので似ている部分を感じます。ラブネパールでは、ダルに5種類の豆を使ったり、バートはバスマティ米と日本米をブレンドしたり、アチャールの味付けなどにも独自の工夫があります。

LOVENEPAL金剛店

(C)Photographer Toshiki Katayama

もともと住吉大社の近くで人気を集めていたラブネパールは、南海電鉄からのオファーをきっかけに、2025年4月に金剛店をオープン。南海電鉄が金剛駅の発展を考え、富田林市の金剛団地に住むネパールの方々に、どんなお店が駅にあればうれしいかヒアリングしたところ、皆口を揃えて「ラブネパール」と答えたことから始まったといいます。

LOVENEPAL金剛店

(C)Photographer Toshiki Katayama

本場の口を虜にするのは、日本在住歴13年でネパール出身のラビンさん。今回の取材でお話を伺った方です。ラブネパールのオーナーでもあり、同じ並びにあるネパールの食材店も経営されています。9歳から単身赴任の父の食事を毎日準備していたことで、どんどん料理が好きになっていったそうです。日本に来てからは、大阪市内の有名ネパール料理店「ダルバート食堂」で働き、その料理の巧さが評価され、入社2カ月で店を任されることになりました。今では自身のお店「ラブネパール」で腕を振るっています。

LOVENEPAL金剛店

(C)Photographer Toshiki Katayama

ラビンさん(写真右)はダンスやモデルもされていて、とてもアグレッシブな方。「縁があればやってみる」を軸に、たくさんチャレンジしてきたといいます。今回ひょんなことから、和歌山県の串本町で無農薬野菜を作っている「AMAYA FARM(アマヤ ファーム)」の辻さん(写真左)と出会い、「珍野菜料理教室」というイベントを行うことに。お二人とも富田林市在住だとわかり、意気投合したそうです。

LOVENEPAL金剛店

※提供:AMAYA FARM様

ネパールでは野菜を余すことなく食べる文化があり、“かぼちゃのつる”や“バナナの花(上の写真)”などをおいしく調理する知恵があります。アマヤファームでは農薬不使用で野菜を栽培し、家畜由来の堆肥を活かした、循環型農業(サーキュラー・アグリカルチャー)を行っています。野菜を余さず味わうネパールの知恵と、土を循環させるアマヤファームの取り組み。その延長に誕生した今回の料理教室。日本で大切にされてきた「もったいない」を、ふと思い出しました。

イベントは明日開催される予定なのですが、人気のためすでに満席になってしまったとのこと――。でも、そんな最中の朗報です。

LOVENEPAL金剛店

(C)Photographer Toshiki Katayama

ラブネパールの食材店では、アマヤファームの無農薬野菜をイベント当日の12月16日(火)から販売するとのこと。その調理方法もお店で気軽に教えてくれます。フレンドリーで自然体、そんなやさしい空気で迎えてくれるのが「ラブネパール」です。

LOVENEPAL金剛店

※提供:AMAYA FARM様

上の写真はイベントでも使うアマヤファームの青パパイヤです。

ラビンさんの人柄にふれ、ネパールの食文化を知り、無農薬野菜のおいしさに出会う。そうした広がりが味わえる、金剛駅で今注目されているホットスポットです。

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