【富田林市】“豆腐”が名物のお蕎麦屋さん!? 創業38年目の「そば処 和久」では、12月もまだまだ新そばが味わえます。年越し用の“大晦そば”は予約受付中!

そば処和久

エコール・ロゼ近くにある「そば処 和久(わきゅう)」は、創業から38年目を迎えるお蕎麦屋。店前には「豆腐丼」の幟が掲げられ、思わず視線が向かいます。

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取材当日の日替わり定食は「あげだし豆腐定食」。豆腐推しの雰囲気が漂い、「新そばを始めました」の文字にも心躍ります。

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店内では手造りの「嵯峨豆腐」が販売されており、生豆乳や厚揚げ、生おからなどが並んでいます。一般的に嵯峨豆腐は、にがりではなくすまし粉(石膏)で固める製法が知られており、みずみずしくなめらかな口あたりが魅力です。お店の紹介文にもある通り、木綿と絹ごしのちょうど中間のような固さで、料理にも使いやすい豆腐とされています。

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豆腐が随所で存在感を放つ理由を、お店の女将さんに伺うと、店主の父が豆腐屋を営んでいたことに由来するとのこと。その技術を受け継ぎ、蕎麦屋ながら豆腐も楽しめる店へと自然と形づくられていったそうです。これはもう、蕎麦も豆腐も両方味わいたくなりますね。

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メニューを前に悩んだ末、看板感のある「豆腐丼」を選択。惹かれてしまった「上 天丼」も一緒に。いずれもお蕎麦のお椀がつく定食で注文しました。

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定食や麺類には食後のサービスもついてきます。コーヒー・手作り豆乳ぷりん・ジュースの3種類から選べ、ここは迷わず「豆乳ぷりん」を。

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さっそく登場した卵とじの丼ぶりに、大きな豆腐が顔をのぞかせています。なめらかな嵯峨豆腐と出汁のきいた卵が相まって、するすると食べ進めてしまいます。食べ応えも十分で、満足できる一品です。

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お椀の蕎麦は一般的なものに比べて少し太め。十割でも二八でもない、お店独自の配合だそうで、店主のこだわりと技が感じられます。食べ応えのある麺だからこそ、噛むほどに新そばの香りが広がります。ふくよかな出汁の風味が、太めの麺とよくなじみます。

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「上 天丼」は器からエビの尾が飛び出しています。大きなエビ2尾がこのサイズで入っています!

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サツマイモやナスなど野菜も載って、迫力のあるボリューム。小鉢に冷ややっこまで添えられ、思わず笑みがこぼれました。

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メニュー名にそそられて「そば屋の鳥からあげ」も追加注文。衣はサクッと軽く、噛むと肉汁があふれ出します。箸がとまらずあっという間に完食です。

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食後の「豆乳ぷりん」はひかえめな甘さで、あとから豆の香りがほのかに残ります。黒蜜ときなこがやさしい味わいのアクセントに。

そば処和久

店内には、社会見学のお礼にと地域の小学生が書いたメッセージが飾られていました。見渡してみれば、メニューカバーやお箸の袋など店内のところどころに細やかな心配りが。店主と女将さんの人柄がそっとにじむような、やさしいぬくもりのある光景です。

そば処和久

お腹も心も満たされる蕎麦屋。1988年の創業から変わらぬ味と姿勢で、地域と歩みを重ねてこられました。その歩みがこれからも自然と続いていくのだと――密かに実感したひとときでした。

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和久では、12月に入った今も「新そば」が味わえます。また、年越し用の「大晦そば」も予約受付中です。訪れる際は、営業時間や定休日のご確認を。

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豆腐を買いに立ち寄って、さっとお蕎麦を食べて帰る――そんな粋な日常が、きっと心を和やかにしてくれます。

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