【河内長野市】天見駅近く、月一度だけひっそり営業する予約制の古民家カフェ「KUON cafe」。2025年12月7日(日)の営業日には、奄美大島からゲストが来訪します!

天見駅下車、徒歩3分のところにある古民家カフェ「KUON cafe」。隠れ家のような立地で、初めて訪れる方はドキドキするかもしれません。

水が流れる音を頼りに、駅から川沿いを進み、下天見センターの手前で左の脇道に入れば、そこがお店です。

月一度だけの営業で、ゆっくりと過ごしてほしくて一日5組の完全予約制にされています。営業日は公式Instagramで告知。空間スペースとしても貸し出されているので、イベントが行われるタイミングでオープンすることもしばしば。食事はオーナーが献立を考えて調理されます。

ある日の献立を紹介すると――重ね煮の自家製味噌汁、緑豆ご飯、白キクラゲの辛子味噌和え、真菰筍と切り干し大根、桜エビと自然栽培豆の茶碗蒸し、鶏のレモン麹焼き、もずくとフルーツの酢の物、自家製高菜の漬物、旬の柿ゼリーの9品。

旬の実りを取り入れながら、海と山の恵みをバランスよく使った体にやさしいお膳です。滋味豊かな味わいが全身に染みわたります。料理を入れる器は江戸時代の古伊万里や漆器などを普段使いされていて、粋と“間”がふわりと重なるような時間が流れます。

丁寧に手間と時間をかけた食事でありながら、食べる人を気張らせない自然な営みとして提供するのが、KUON cafeの魅力です。2025年12月7日(日)の営業日には、奄美大島から来訪するゲストのライブがあり、日本で希少な自然海岸の素晴らしさを話すトークも行われます。このチョイスもKUON cafeならではですね。

ゲストは山北のりひこ氏。北海道大学在学中に訪れたカメルーンで太鼓の魅力にはまり、自然素材で太鼓を自作。ケニアで太鼓の演奏を学び、2012年に奄美大島に移住しました。移住後は、木の実などで作った鈴や笛を太鼓と合わせ、リズミカルで伸びやかな音楽を届けています。

※提供:KUON cafe様
2021年に世界自然遺産に登録された奄美大島。島内の嘉徳海岸は、日本でも希少な原生的な自然海岸です。砂浜には自然発生する川が流れ、その造形美は見る人の目を奪うほど。ウミガメの産卵場所にもなっています。しかし今、その海岸が護岸工事の対象となり、それを危惧した山北氏は、自然海岸の素晴らしさとウミガメの保護、そしてコンクリートに頼らず、自然の力を活かした護岸の方法を広めるために、全国を巡って活動されています。

※提供:KUON cafe様
当日はライブやトークを聴きながら、奄美大島のソウルフードがいただけます。鶏飯や青パパイヤの漬物、島らっきょう、島豚などが用意され、奄美大島をぐっと近くに感じられます。お話も遠い島の出来事ではなく、この場の臨場感とともに私たちの足元で起こっていることだと感じられるように――山北氏は静かに語りかけます。

※提供:KUON cafe様
この月一度の機会に参加されたい方は、KUON cafe公式InstagramのDMから申し込みできます。イベントの詳細も投稿されています。食事とワンドリンク付きの3,800円。奄美の海と風を、天見で感じる一日です。
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